女性の薄毛の原因といえば、加齢やホルモンの減少、ストレスや不規則な生活などとされていますよね。そのほか、甲状腺機能低下症という病気にかかることでも薄毛になります。

この病気は圧倒的に女性患者が多く、甲状腺機能低下症を治さなければ薄毛も治りません。

「甲状腺ホルモンが減ったせいで薄毛になる」
甲状腺とは、甲状軟骨(のど仏のこと)のすぐ下にある臓器のことで、甲状腺ホルモンという物質を作っています。食べたものをエネルギーに変えたり、髪などの体の組織を作ったりする重要な働きをしています。

そのため、甲状腺ホルモンが減ってしまうと、生命を維持するために必要な臓器へと優先的にホルモンが使われるように。その結果、生命維持に関係のない毛母細胞へのホルモン量が減ってしまい、髪の成長が遅れたり、脱毛したりといった症状が起こるのです。

甲状腺機能低下症の症状は、脱毛のほか、まぶたや口元のむくみ、強い疲労感やだるさ、白い粉が出るほどの肌の乾燥、食欲は落ちるのに代謝が低下しているせいで体重が増える、無気力や頭の回転が鈍くなるなど。

このような症状から、ただの老化現象だと思って甲状腺機能低下症にかかっていることに気がつかなかったり、無気力感からうつ病などと間違われやすいです。

生え際を気にする年配の女性

また、妊婦さんの場合は、流産や赤ちゃんに影響が出るリスクが高くなります。

「ヨードの摂取量に注意しよう」
甲状腺機能低下症の原因は、未だにハッキリしていませんが、ヨードを摂りすぎることで発症するとされています。ヨードとは、ワカメやヒジキに含まれている成分のことで、普通に食事しているぶんには摂りすぎになることはありません。

けれど、海藻は髪に良いからと毎日大量に食べてしまったり、サプリメントを飲むことで過剰摂取を起こします。また、イソジンのうがい薬にもヨードが含まれているため、繰り返しうがいをすることでリスクが高まります。

血液検査をすれば、甲状腺機能低下症の診断ができて治療は保険適用。薄毛治療のクリニックなどでは血液検査も行われるため、そこで発症していたことに気がつくケースもあります。

治療するには、減ってしまった甲状腺ホルモンを補充するため薬を飲み続けます。もともと体内にあるホルモンなので副作用の心配はありません。